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【痴漢の流儀】とある人妻への痴漢目撃日記2

 肩程まで伸ばした長髪の男が、ピッタリと、それこそ体を密着させるように人妻に寄り添った。

 この時点ではまだ身体に触れていない。

 パーソナルスペースを侵略し、そこに居るのが”当たり前”になるまでそうしているのかもしれない。

 人妻の方も混んでいるのだから仕方ないのかな?といった様子。

 私は取り囲んだ男達の僅かに空いた隙間から二人を観察した。
 
 長髪の男は触りこそしないものの、鼻息、吐息が感じられる程、人妻に接近していた。

 それはもう不自然な位に。

 人妻の耳元に男は口と鼻をかなり近付けている。

 ちょっとした悪寒位は感じているかもしれない。

 (ワザと...かな?)

 一体何の目的があってそうしているのかは分からないし、何かを囁いているという様子はない。

 もし、話し掛けていたら地獄耳である私にはすぐ分かる。

 長髪の男は実に数分間もの間、そうして人妻に触れるか触れないかの距離で密着していた。

 その間、彼女はずっと居心地悪そうに俯いていた。

 男が動きを見せたのは、遠目に見ていたリーダー格の男が合図を出した時だった。

 最近、街中でよく見掛けるハンズフリーで話せるマイク付きイヤホン。

 片耳にだけ嵌めたそのイヤホンマイクに向かって、

 ——探りを入れろ——





 小声過ぎて聞き取りにくかったが、彼は確かにそう言った。

 次の瞬間、人妻に寄り添っていた男が動いた。

 溜め息を装って、

 ——フゥッ......

 と耳元に強めの吐息を吹きかけたのだ。

 驚いた彼女はビクンと身体を跳ねらせると、左手で耳を抑えながら振り返り、信じられないといった顔で長髪の男を見詰める。

 男は人妻の視線に素知らぬ振りをし、涼しい顔で正面を見ている。

 知らんぷりされた彼女はそれ以上何も言えず、長髪の男から離れるように壁側に
逃げた。

 離れると言っても周りを別の男達に囲まれているからせいぜい数十センチ程度しか離れていない。

 一瞬で詰められる距離。

 例えば電車が——

 ガタン、と音を立ててカーブに差し掛かった。

 車内の傾きにつられるようにして、立っている人達も一斉に体が傾く。

 長髪の男もその流れに合わせて、人妻との僅かにあった距離を縮めた。

 ——そう、電車の揺れ程度で縮められる距離。

 彼女は男の接近に気付いてはいたが、自意識過剰と思われるのが嫌なのか、あるいは単純に顔を見合わせたくないのか、やはり俯いたまま顔を上げなかった。

 彼女のその様子にリーダー格の男が小さく笑みを零す。

 よくよく見ると端正な顔立ちをした色男であった。

 こんな事をしなくても異性には不自由しなさそうな程に。

 だが、自分では手を下さず、仲間にやらせている時点で卑劣な男である事に変わりはない。

 そのスッキリした顔に相まって、肩頬だけ軽く上げると、妖艶とも言える妖しさが漂っていた。

 男は再びイヤホンマイクに向かって呟く。

 ——当たりを入れろ——





 (当たり...?)

 聞き慣れぬ言葉の使い方に私は首を傾げる。

 彼等の中だけで通じる符号のようなものかもしれない。

 長髪の男がそれに反応し、リーダーを軽く見やると小さく頷いた。

 髪の毛に隠れて見えないが、実行している男も指示を受け取る為のイヤホンをしているのだろう。

 それにしても当たりとは一体どのようなものであろう?

 不思議に思った私は更に彼等の動向に注視した。

 そして、その疑問はすぐに解消される事となる。

 男の右手が動き、ほんとにさり気なく、電車の揺れに合わせて人妻の柔尻に触れたからだ。

 手の甲が触れた瞬間、彼女は僅かに身体を硬直させた。

 が、騒ぐ事無く黙っている。

 その反応からお尻を触られたのに気付いたのは間違いない。
 
 ずっと密着され、男の存在を嫌でも認識させられているのだから。

 それでも気付かない振りをしている。

 それは恐らく......

 男がまた揺れに合わせて再度、人妻のお尻に触れた。

 撫でる訳でもなく、本当に手の甲で軽く。

 二度目はほとんど反応らしい反応をしなかった。

 込み合った車内ならそれ位の接触は日常茶飯事だ。

 彼女もそう割り切っているのかもしれない。

 その後、男が何度かタッチしても彼女はこれといった大きな動きを見せなかった。

 それはリーダーの予想通り、いや、私の予想通りでもあったが、”大人しく、目立つ事を苦手とする女性”という印象通りで間違いないようだった。

 ”目立ちたくない”というのは女性の心理としては至極当然の事で、グループでの行動を前提とする女性達にとって、目立つというのはすなわち”浮く”という事を意味する。

 一度浮いてしまうと、そのグループから弾かれ、また別のグループを探さなければならない。

 女性にとってそれは恐怖以外の何物でもない。

 男性に過剰にアピールする女性もいる事はいるが、そういう人は大抵同性からは嫌われている。

 周りと上手く合わせながら調和する。それが基本。

 私もその口だから彼女の気持ちはよく分かった。

 それに日本人の女性は羞恥心が他の国に比べて高いとも言われている。

 尿意を催した時、トイレに行くと言えず膀胱炎になってしまう女性も少なくない。

 要は......彼等はそんな女性の心理を突いている訳だ。

 巧妙で卑怯だと言わざるをえない。

 私が場違いな感想をぼんやり抱いていた時、何度かの”当たり”を確認した長髪の男が、指示を受ける事無く、別の動きを見せた。

 これまでは手の甲でのみの接触。

 しかし、今度は手を返し、掌でピタリと人妻の尻を触ったのだ。

 しかもそのまま手は動かさず、触ったまま。

 これにはさすがの彼女も驚いて目をパチクリさせた。

 だが、やはり大声は出さない。

 次に彼女が取る行動は恐らく——

 人妻はピッタリとお尻に添えられた手を左手でそっと払い除けた。

 ——やっぱりその程度の抵抗しかしない。

 もう自分が痴漢されているという事を自覚しているにも関わらず。

 この時点で人妻と痴漢との間に明確な線引きがなされた気がした。

 この段階で声を上げないという事は.....

 最後まで声を上げないという事。

 一方、払い除けられた男はこれといって気にした様子もなく、厚かましくもまたその大きなお尻に手を添える。

 困ったように眉を顰め、彼女はまた払い除ける。

 しかし、払い除ける力自体が弱々しい。

 ここで胸でも鷲掴みされれば大声を上げて逃げる事も出来たんだろうけど、男はそんな事はしない。

 今度は両手を使って人妻の尻を撫でる。

 買い物袋で右手が塞がっているので、彼女は左手でしか抵抗出来ない。

 しかも左肩にはバックを掛けているので、左手も大きくは動かせない。

 それを良い事に、男の手の動きは更に大胆になっていった。

 両手でむんずと二つの尻臀を鷲掴みにする。

 「ひっ......」

 その時、初めて人妻が悲鳴とも言える小さな声を上げた。

 それはあまりにもか細く、私と実行犯の男にしか聞こえない程度の小さなものではあったが。

 薄生地の白いロングスカートが男の手の動きに合わせて皺を刻んでいく。

 片手では抵抗出来る範囲など限られており、身を捩らせながらも、人妻は徐々にその柔尻を揉まれるがままとなっていった。


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